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執筆者の写真おぶつだんの利休堂

過去帳(かこちょう)とは?意味や記入方法、お宗派による違い

近年、お客様より「過去帳(かこちょう)ありますか?」というようなお問い合わせが増えてきた気がします。


過去帳は、故人の戒名(法名・法号等)、没年月日、俗名、行年(享年等)が記録された帳面です。先祖代々の家系図の記録帳という一面もあります。


過去帳(かこちょう)とは?意味や記入方法、お宗派による違い-1

浄土真宗では、お位牌ではなく、過去帳をお祀りするのが正式な考え方です。


他宗派の場合、四十九日までに亡くなった直後から祭壇等にお祀りしている白木の仮位牌から本位牌に変えないとといけませんが、浄土真宗の場合は、位牌ではなく過去帳や法名軸(ほうみょうじく)を準備します。


この理由は、浄土真宗の教えに基づいているからです。


ただし、浄土真宗の方でも本位牌や札が数枚入っている繰り出し位牌を用いる場合もあります。


過去帳は、一般的には菩提寺のご住職さまに記入していただきますが、ご自身で書いてもかまいませんし、仏具店に頼んでもかまいません。


そして、過去帳は、見台(けんだい)と呼ばれる台座の上にのせて、お仏壇の中のご本尊さまの一段下に安置し、故人のご法事や月命日等には、記載されているページを開きます。


過去帳(かこちょう)とは?意味や記入方法、お宗派による違い-2

おぶつだんの利休堂には、色々な種類、サイズの過去帳と見台を準備しておりますので、実物にてご確認していただきたいと思います。







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